2020年10月
最新地震予測(10月28日)
最新地震予測(10月25日更新)
最新地震予測(10月21日更新)
(緊急)三浦半島異臭の正体
NHK NEWSWEB:2020年10月12日 18時21分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201012/k100126600910
https://news.yahoo.co.jp/articles/653e68b026527c3e8238676e47e908f3db410abf
10月12日の異臭に関しては空気の採取と分析ができたようで、翌10月13日に横浜市の会見で
・ガソリンなどの燃料の蒸発ガスに含まれるイソペンタン・ペンタン・ブタンなどを検出
・それらの成分は、通常の大気中と比べて高濃度で存在した
・化学製品などを燃やした際に発生するエチレン・アセチレンなども検出
という情報が公表されました。しかし結局何が原因でこのように広範囲に渡って異臭が充満したのかは未だに謎のままです。
実は、大正12年(1923)9月1日に発生した関東大震災の直後におこなわれた海洋調査で、震源地に近い三浦半島周辺で「ガス発生」が確認されていたのである。これは一部の研究者の間では有名な話だが、関東大地震とガスの因果関係を示す確たる証拠はあるのだろうか。それは意外な場所で見つかった。国立国会図書館に保存され、デジタル版も一般公開されている、ある一冊の書物の付録としてつけられた一枚の「地図」に重要な記述がある。「ガス噴出」だ。
内務省の関東大震災記録集にあった「ガス」の文字
大正15年(1926)に内務省社会局が発行した『大正震災志』には、東京だけでなく、横浜市や、神奈川・千葉・埼玉・静岡・山梨・茨城各県における関東大震災の被害状況と救護実績等が記録されている。その貴重な資料に「附図」として付けられた一枚の地図に、今回の異臭騒ぎに関係が深いと思われる記述を発見した。
それが『大震後相模灘水深変化調査図』だ。国立国会図書館が公開しているデジタル版の地図の三浦半島に注目して頂きたい。
よく見ると、三浦半島の「三崎」下部分に「一時瓦斯(ガス)噴出ス」、「浦賀」右横部分に「瓦斯(ガス)噴出」の文字が見える。
つまり、大正時代の関東大震災直後の調査でも、三浦半島の二箇所で「ガス噴出」が確認されていたということである。この記録が直接、関東周辺の巨大地震の前兆に結びつくかどうかは不明だが、このような記録が実際に残されていることだけは確かだ。
結局のところ今の時点では異臭騒動について何が原因なのかというのはまだ分かりませんが、三浦半島周辺は相模トラフの震源域にもなっており巨大地震が切迫しているエリアです。大地震の前兆現象であることも視野に入れて、念の為に備えを強化しておいたほうが良さそうです。